2009年2月 大阪の鉄チャン 春採 で大はしゃぎ!

(くしろ海底力モニター見学会&体験会 その1)


「春採」って書いて「はるとり」って読むんですわ
北海道は釧路の市街地の真ん中に春採湖ちゅう湖がありますねん
ここはかつては太平洋炭礦で栄えた町、石炭列車でも栄えた町でしてん

「はるとり」 だけに 「春先取り!」 を期待して行ってみたんですけど、流石に冬の北海道ですな
本来は雪が少ないと言われてる釧路ですねんけど、年に数日あるかないかの暴風雪ですわ





かつて程やないんですけど現在でも石炭の採掘は続いてますねん、せやから石炭列車も走るんですな
春採の選炭場から知人(しれと)の港までを貨物輸送専業の太平洋石炭販売輸送 臨港線っちゅう私鉄が走ってますねん
昔は釧路臨港鉄道っちゅう名前で旅客営業もしてたそうですな
春採駅で出発準備中の石炭列車、今日はDE601型機関車が牽引ですわ




この機関車は日本では余り見掛けへんタイプですな、どこかアメリカ大陸チックですな
それもそのはず、米国のゼネラルエレクトリック社の設計で日本車輌がライセンス生産をしたモンですわ、国内はここだけですな
1970年製で間もなく40歳を迎えようとしてるんですけど、古さを感じさせませんなぁ

推進運転で石炭積込みホッパに向かうところですわ、せやけどエラい雪ですなぁ



この機関車は片キャブですねん
運転室の無い側はこんなスタイルですねん
こちらを先頭にして走ることはまず無いそうですな

冬場は除雪用のスノウプロウが付いてますな
そこにはなんとサメの顔が書いてありますねん

んで「シャーク」っちゅうて呼ばれてるんですわ




ここの石炭列車は編成の前後両端に機関車をつないだ「プッシュプル」ですねん
こっちのD801機関車は旧国鉄のDD13に似てますなぁ、1966年製で元は雄別鉄道に居てましてん
ボンネットのファンの上に大きな斜めの覆いが付いてまっしゃろ? 
これは石炭を積み込むホッパを通過する際に滴り落ちる洗鉱液が機関内部に浸入して錆びるんを防ぐ為ですわ



貨車の形式の「セキ」の「セ」は石炭の「セ」ですな
採掘した石炭を運ぶ鉄道は
日本国内では今ではここだけとちゃいますか?


ここの貨車の特徴は連接車ですねん、珍しいですな
2車体で台車が3個、12車体×2で1編成ですわ
スポーク車輪の車両も健在でっせ


1964年製のロッド式のDD401も健在ですわ
ロッドの回るところが見たいですな
でも滅多に走らんみたいですねん

2000年製の新しい小さなモーターカーもありますねん
丸いヘッドライトが微妙に可愛らしいですな

ここでは珍しい松山重車両工業製ですな




いよいよ入替えが始まりましたなぁ、大雪で誘導員のオッチャンも大変ですな
これから石炭を積み込んだら、間もなく本線に向かって出発ですわ
次は沿線で走行写真を撮りますねん、ほんなら先回りしまひょか〜




春採から知人までは約4キロメートル、今日は雪が激しいので線路際から撮りまひょか
ここは春採湖岸に沿ってるんですけど、左手の湖面はご覧のとおり完全に凍結してますわ
お〜っ、雪の中を石炭列車が走ってきましたで!!、  オイオイ!、エラいこっちゃ!
予想してた以上に編成が長いんですわ、切れんように画面に収めるのは大変でっせ、画角をチョイ左に振って〜、っと
何とかお尻が切れずに撮れましたなぁ、でも後ろの方が見えへんのでプッシュプルやっちゅうのが分かりませんわ

これだけ雪にまみれた臨港線を撮れるのは貴重なことやそうですわ、冬の北海道らしいエエのんが撮れましたわ
もう寒いなんて言うてられませんで、このあと知人で石炭を降ろして折り返して帰ってくる列車も撮らんとあきません





さっきの撮影地から歩いて数分、今度は返しの列車を「寄り」で撮りまっせ
予想通りD801を先頭にして帰って来ましたわ、編成が長いさかい今度はクネらせて画面に収めまひょか

これまた格好ヨロシイですなぁ、迫力がありますなぁ、これまたエエのが撮れましたわ

氷点下10℃以下の寒さと暴風雪の中、鉄チャンは気合で列車を待ちますねん、バスの運転手さんも呆れてますわ
今日は現地の鉄道ガイドさんと集団行動やさかい、撮影地の足場や列車の通過時間も詳しく分かるんで心強いですな
せやけどこの時期に独りで鉄チャンするのは危険でっせ、寒さが尋常やおまへん、行き倒れになっても誰も見つけてくれません



一夜明けた翌日、天気は晴れてますねんけど風がムチャクチャ強いですわ、道内の公共交通機関はズタズタですわ
そんな中、臨港線では除雪列車が走りましてん、撮りたかったD401、昨日車庫で見たロッド式の機関車ですわ
立ち位置とレンズの選択を誤りましたな、カツカツ、ギチギチの失敗作になってしまいましたわ
ロッドがチャカチャカ言いながらクルクル回るのが楽しいんですけど、雪煙が邪魔ですわ




本命はケツ打ち、長い玉(望遠レンズの俗称)を使って、この先のカーブあたりで順光やし、海を入れて雪山をバックにして・・・
と頭の中に描いてたんですけど、あきまへんわ、ヘマしましたわ、モヤモヤ写真ですわ
強風で巻き上がる雪が凄いのと、ケツ追いやから機関車が雪を巻き上げるんを想定してなかったんですな
雪国では面打ち(進行方向を正面側から撮る正統法)やないとあかんのです




午後も雪晴れですわ、ウキウキしますな、膝まで雪に埋まりながら斜面を歩いて撮影ポイントに到着、雄大なカーブでっせ
一面が雪で覆われた最高の情景ですわ、光線状態も最高ですな、俯瞰撮影やと満載の石炭がはっきり見えますわ

なんや日本でのうて異国の地で撮影しているような気になりますな
来て良かった、ホンマに今日この日、この時間に来て良かった、今夜の酒は絶対に旨いですやろなぁ




今度は太平洋岸に沿って走るところで潮をかぶりながらの撮影ですねん
写真では分からんのですが凄い風でムチャクチャ寒かったんでっせ、ここで指先が霜焼けになりましてん

石炭車がこれだけ繋がると壮観ですわ



嗚呼、持って来て良かった300mmズーム
最近のズームレンズは良う写りまっせ
それ以上にレンズ交換が出来ない気象状況下では
最高に威力を発揮しますわ


年代物のラッセル車
コイツも走ってるところが見たいですな

幅が広く見えるのは背が低いからでっせ


安全+第一 
機関庫の中も見学させて頂きましてん

整理整頓
D701がピカピカになってますわ




雄別鉄道の8722号蒸気機関車は株式会社釧路製作所で大事に保存されてますねん
近代産業遺産にも指定されてますねん




今回の大はしゃぎ!、 釧路の地域産業を学ぶ東京発着の体験ツアーに参加して来たんですわ
タイトルは 「冬のSLと石炭のマチ・釧路 〜SL冬の湿原号撮影・乗車と釧路の石炭産業・鉄道名所を体験する3日間」
募集チラシには、くしろ海底力 (海底力って書いて「そこぢから」って読むんですな) モニター見学会&体験会に参加する、て書いてますわ
これだけなら 「ふ〜ん、JRのSL列車に乗って撮るんやなぁ〜」 そんな感じやったんですけど実はちゃうんですわ

このツアーは釧路商工会議所・釧路市など官民で構成する「くしろ圏広域観光推進コンソーシアム」の主催でして
釧路では由緒ある鉄道愛好家団体の「釧路臨港鉄道の会」が全面協力やそうですわ
更にチラシには「鉄道好きの気持ちになってご案内します」って書いてありまっせ、こりゃ間違いなく何かありますなぁ



まずは太平洋石炭販売輸送の石炭列車の撮影でしてんけど
運行状況・気象条件・光線に合わせて最高の撮影ポイントに案内してくれはりましてん
もちろん基地内の撮影では特別に許可を得ています
釧路初心者の私にとっては有難かったですなぁ、ホンマに 大はしゃぎ! 出来ましたわ!!




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